11月の終わりから始まる紅葉が、今年は12月の半ばにさしかかってやっとゆっくりと色づき出した。
伊豆高原の冬は温かいのだが、今年は例年に比べて尚、温かく穏やかではないかと予想している。花吹雪の庭園内では、12月の半ばを過ぎて、ようやくもみじの一部が赤くなりはじめ、桜やコナラなど黄色や褐色に変わって来た。
その中で、山茶花が満開となっている。背丈を越えるこんもりした木に色鮮やかな濃いピンクの中輪の花が満開に咲いている様は見事だ。 晩秋の花として知られる山茶花は花が少ない寒い時期に開花するため、冬の庭園を彩り楽しませてくれる。
山茶花と椿は似ているが、決定的に違うのが。その散り方であろう。椿は花弁の根本がつながり、筒状になっているため、散る際には花ごとぽとりと落ちる。
花ごと落ちる椿
一方、山茶花は、花弁の付け根が重なってないため、花びらが一枚ずつはらはらと散っていく。
一枚づつ花弁が落ちる山茶花
紅葉の見頃は暮れ近くになるかもしれない。