ほっとする和ハーブのブレンドがすっと疲れを癒してくれる。
花吹雪にチェックインする時に、倶楽部ハウスで出迎えてくれる「森のお茶」。
10種類のハーブを使ったこのオリジナルブレンドティには、伊豆城ヶ崎の森に生育する植物がたくさん使われている。自然のチカラを借りて免疫力もアップしそう。
何気なく癒してくれる「森のお茶」のパワーを紐解いてみたい。
コックリと甘くそれでいてスッキリとしたスパイシーな木の香りのする黒文字は、高級楊枝に使われるように、抗菌、消炎作用があると言われています。うさぎの森にも群生している黒文字の根皮は、急性胃腸カタルや脚気に効能があるとされています。また去痰(喉に絡む痰を取り去る)、咳を抑える作用そして気管支粘膜の充血を取る作用も。浴剤としては、かいせん、潰瘍、湿疹にも良いそう。芽吹きの季節、森の黒文字も元気に芽を出し、大地の力を感じます。
「今日摘んでも明日芽吹く」と言われるくらい生命力が強く、生育が早い明日葉は、とても栄養価が高い植物。βカロチン豊富に含み、抗酸化作用が期待できることから、免疫力アップや癌の予防効果があるとされています。利尿、通便、不眠解消、肩凝り、滋養強壮、ダイエットにも効果があると聞くと、積極的にとりいれたくなりますね。 森の日陰に自生し、2月ごろから芽吹きます。
近頃、エディブルフラワーが人気です。菊は古来から食用とされ、長寿、若返りなどに良いとされてきました。菊の抗菌、抗ウィルス、抗炎作用は科学的にも証明されていること。疲労回復、頭痛、目眩、目のかすみ、高血圧、食欲増進に効くと言われています。伊豆諸島の海岸にも自生しています。
「一株食べると1日長く生きられる」と言われる長寿草(ボタン防風)は栄養価が高くパワーベジタブルという別称があるほど。老化や生活習慣病の原因である活性酸素を抑える抗酸化作用が極めて高いことが分かって来ました。植物繊維も多く、美容にも良いのだそう。 伊豆沿岸に自生し、強い潮風や紫外線にも負けずに元気に生育しています。
血液を綺麗に保ち、血管を強くする効果があると言う松の葉。疲労回復、食欲不振にも。中国では仙人が長寿の秘薬として食した。と言う言い伝えがあるとか。炎症抑制効果やリラックス作用も期待できるようです。
うこんは生姜科の植物。英名はターメリックです。カレーなどのインド料理には欠かせないスパイスの一つでもありますね。うこんは、二日酔いなど胃や肝臓のケアだけではなく、抗菌作用、抗酸化作用があります。掛けても、付けても、内服しても効果を現します。
煎じると砂糖の1000倍と強い甘味があり、ローカロリーな甘味料として用いられます。抗アレルギー、抗酸化作用があり花粉症やアトピーなどにもよいようです。抗菌作用もあり、歯周炎や口臭にもお勧めなのだそう。 江戸時代からは、入浴にも用いられ、保湿、消炎効果があることから美肌のための入浴剤として重用されたとか。
甘茶の花は紫陽花に似ています。3月に入って森でも芽吹き始めました。
肉桂は英名シナモンです。体温を上げる作用があるそう。冷え性の方にはお勧め。抗酸化効果、コレステロール改善、血糖コントロール、血行改善。シナモンの素晴らしさは香りだけではないようですね。森にも肉桂に木がたくさんあります。葉を揉むと良い香りがします。
「南アフリカの高地で育成されているノンカフェインのお茶。ポリフェノールの一種、フラボノイドを含み、活性酸素を取り除く作用が。細胞を老化から守るアンチエイジング効果も。抗酸化作用があり、アレルギー暖和、リラックス、安眠効果もあるようです。
ハーブティーでもアロマオイルでもポピュラーなレモングラスは、爽やかなレモンの香りがします。香りには人の脳を刺激する作用があり、芳香浴に愛用されます。また、エスニック料理にも使われますね。消化促進や胃もたれの改善、鎮痛、殺菌効果があるとされ 疲れたときや元気がないときに気持ちをリフレッシュさせてくれます。
これだけ自然のパワーを秘めた「森のお茶」心も身体もほっこりと温めてくれます。