日中汗ばむほどの陽気かと思うと、翌朝はちょっと首をすくめるほど肌寒かったり。三寒四温というけれど、2月の初め。春はまだ先。
都会の喧騒を逃れて伊豆高原へ。森の木々に囲まれた花吹雪の庭には、ひとあし先の春が。花や草木は季節を感じて春の装いに衣替えを始めていた。
花吹雪の庭はなんと、もう満開も近い。宿の倶楽部ハウス入り口で出迎えてくれるかのような枝ぶりの良い桜は見ごろだ。
森に抱かれるように点在する4つの宿泊棟は全17室。
部屋窓から広がる自然林に目をやると可愛らしいピンクの河津桜の花を小鳥が美味しそうについばむ。 蜜を吸っているのだろう。めじろのつがいか。
誰もが思わず目を細めてしまう微笑ましい光景に出会う。
さっそく敷地内に点在する掛け流しの湯に浸かり、半露天の湯船からの花見と洒落てみるのもいい。
真冬の2月とは思えない、ここは春の楽園。
潔く散るソメイヨシノに比べ長く花を楽しめる桜。伊豆高原には桜の原種、大島桜をはじめ、城ヶ崎桜、大寒桜、伊東桜、彼岸桜、小彼岸桜、ソメイヨシノなどこれから次々に開花していく。
もちろん花吹雪の森にも数種の桜があり順次見ごろを迎えていく。
今年の河津桜まつりは2月10日から3月10日。夜にはライトアップされた桜並木を楽しむこともできるそうだ。
地酒と楽しむもよし、滋味溢れる薬草酒といただくもよし。
旬の地魚お造りは毎朝天城の沢から届く新鮮な山葵とともに。
みずみずしい山葵は辛味だけでなく後味に甘味を感じるもの。 醤油には溶かずに刺身に乗せていただくのが味わう秘訣だそう。
伊豆高原は柑橘類も豊富。甘夏の釜焼きは料理長自慢の一品。
雲子、あおり烏賊、百合根、長芋に白味噌の甘味、甘夏の香りとほんのりとした苦さが味に深みを増している。これは冷酒でいただきたい。
2月は梅を3月は桜と自然のテーマを盛り込む献立は目にも美味しい。
花吹雪の周辺では幾つも小さな春をみつけることができる。
庭園内の見晴らし橋を渡ってうさぎ門へ向かう途中、白梅がぽんぽんと小さく丸い花を咲かせている。
宿泊棟のある小径をぬけて黒文字が自生する森の園へ。
森にはそっと春が訪れている。
国立公園内の天然林の中を川ぞいに海まで続く遊歩道を散策。
海蝕壁や岩石海岸、紺碧の海と打ち砕ける白波。
城ヶ崎の雰囲気をゆっくり味わえる「橋立吊橋」までは10分程度の散策コースだ。
林の中には大島桜の巨木が何本もあり小さな蕾をつけている。
3月にはみごとな姿を見せてくれるだろう。
開花が待ち遠しい。
都会の喧騒を逃れて伊豆高原へ。森の木々に囲まれた花吹雪の庭には、ひとあし先の春が。花や草木は季節を感じて春の装いに衣替えを始めていた。
1月の終わり、今年はもう河津桜がみごろ
早咲きの桜で有名な河津桜は2月上旬から咲き始め、3月の下旬まで伊豆を渡り咲くのだが、ここ伊豆高原では河津よりおよそ2週間ほど早く咲き始める。 花吹雪の庭はなんと、もう満開も近い。宿の倶楽部ハウス入り口で出迎えてくれるかのような枝ぶりの良い桜は見ごろだ。
森に抱かれるように点在する4つの宿泊棟は全17室。
部屋窓から広がる自然林に目をやると可愛らしいピンクの河津桜の花を小鳥が美味しそうについばむ。 蜜を吸っているのだろう。めじろのつがいか。
誰もが思わず目を細めてしまう微笑ましい光景に出会う。
さっそく敷地内に点在する掛け流しの湯に浸かり、半露天の湯船からの花見と洒落てみるのもいい。
真冬の2月とは思えない、ここは春の楽園。
伊豆高原の桜だより
河津桜はソメイヨシノよりも色が濃く、可愛らしいピンク色の花を咲かせる。潔く散るソメイヨシノに比べ長く花を楽しめる桜。伊豆高原には桜の原種、大島桜をはじめ、城ヶ崎桜、大寒桜、伊東桜、彼岸桜、小彼岸桜、ソメイヨシノなどこれから次々に開花していく。
もちろん花吹雪の森にも数種の桜があり順次見ごろを迎えていく。
今年の河津桜まつりは2月10日から3月10日。夜にはライトアップされた桜並木を楽しむこともできるそうだ。
早春の美味を味わう献立コース「米二」
伊東の海、天城連山、伊豆高原、契約農家からの旬の素材を使い、風趣に富んだ京風料理はひとしな、ひとしな丁寧な仕上げ。地酒と楽しむもよし、滋味溢れる薬草酒といただくもよし。
旬の地魚お造りは毎朝天城の沢から届く新鮮な山葵とともに。
みずみずしい山葵は辛味だけでなく後味に甘味を感じるもの。 醤油には溶かずに刺身に乗せていただくのが味わう秘訣だそう。
伊豆高原は柑橘類も豊富。甘夏の釜焼きは料理長自慢の一品。
雲子、あおり烏賊、百合根、長芋に白味噌の甘味、甘夏の香りとほんのりとした苦さが味に深みを増している。これは冷酒でいただきたい。
2月は梅を3月は桜と自然のテーマを盛り込む献立は目にも美味しい。
春を探しに森の園へ
翌日は、カーディガン1枚で庭を散策できるほど穏やかな1日。花吹雪の周辺では幾つも小さな春をみつけることができる。
庭園内の見晴らし橋を渡ってうさぎ門へ向かう途中、白梅がぽんぽんと小さく丸い花を咲かせている。
宿泊棟のある小径をぬけて黒文字が自生する森の園へ。
森にはそっと春が訪れている。
国立公園内の天然林の中を川ぞいに海まで続く遊歩道を散策。
海蝕壁や岩石海岸、紺碧の海と打ち砕ける白波。
城ヶ崎の雰囲気をゆっくり味わえる「橋立吊橋」までは10分程度の散策コースだ。
林の中には大島桜の巨木が何本もあり小さな蕾をつけている。
3月にはみごとな姿を見せてくれるだろう。
開花が待ち遠しい。